- 仕事の効率を上げたい・・・
- もっと早く帰りたい・・・
- 大切な用件を忘れてしまう・・・
あなたは「To Do リスト」を作って仕事をしていますか?
- やったことがない
- 効果が出ないからやめた
- 面倒だからやりたくない
など、なかなか定着しない方も多いと思います。
この記事では、メンタリストDaigoさんおすすめの、簡単ですぐに実践できる「アイビー・リー・メソッド」という、タスク管理術をご紹介します!
私も以前は定着しませんでしたが、「アイビー・リー・メソッド」は簡単なのでしっかり継続できています!
To Do リストは「1日の仕事の設計図」
まずはじめに、「タスク管理」「To Do リスト」は仕事の設計図です。
例えば住宅を建てる際、設計図を書かずに家を建てることはできませんよね?
しかし、設計図を書かずに仕事をする人はたくさんいるんです。
そうなってしまうと、行き当たりばったりになり、重要な用件を忘れたり、締め切りに間に合わなくなってしまいます。
結局、作業の流れが悪くて毎日残業・・・
朝一に数分で良いので「To Do リスト」を書く。
1日の仕事の流れを確認し、効率の良い仕事の割り振りを設計する。
これをするかしないかで、仕事の効率は何倍も変わってしまいます。
「To Do リスト」は集中力が途切れない
To Do リストを書かない人は、1つの仕事が終わった瞬間に、「次の仕事は何にしよう?」と考えます。
この瞬間に「集中力」はゼロにリセットされてしまいます。
途切れた集中力を回復させるには、15分以上掛かるとも言われています。
例えば、400mリレーで、バトンを毎回落とすチームと、バトンを落とさずに走りきるチームではタイムに差が出て当然ですよね?
仕事の場合もこれと同じで、「次は何の仕事をしようかな?」といちいち考えていれば、仕事効率がどんどん悪くなってしまいます。
「To Do リスト」はうっかりミスを少なくする
忙しくなってくると、ミスが発生しやすくなります。
しかし、「To Do リスト」を事前に書いておけば、その日の重要な仕事、予定をすぐに見ることができます。
自分の「記憶」よりも「To Do リスト」を参照しながら仕事を進めていくことで、そういったミスを減らすことが可能となります。
ワーキングメモリの容量が増える
人間の脳が一度に処理できる情報量は限られています。
脳のキャパを超えてしまうと、機能停止状態に陥ってしまい、仕事効率は著しく低下します。
「予定」や「アイデア」をすべて「To Do リスト」として書き出すことにより、脳のワーキングメモリの要領に余白を生み、有効利用できるようになります。
そうなれば目前の1つの仕事に、すべての集中力を向けることができるのです。
「To Do リスト」の三原則
①紙に書き出す
スマホのアプリもたくさんリリースされていますが、スマホは誘惑の塊です。
SNSやニュースアプリ、LINEやメールなど、集中力を途切れさせる誘惑がたくさんあります。
ですので、紙に書くことをおすすめします。
②常に机の上に置いておく
次の仕事に移行するときに、一瞬で見られるようにしておくことが重要です。
「集中力が途切れない」メリットを享受するために、目の前に置いておきましょう。
③達成したら豪快に斜線で消す
タスクを1つ完了したら、斜線を引いて豪快に消します。
それによって「終わった!」という達成感を味わうことができます。
やる気やモチベーションの脳内物質である「ドーパミン」が分泌されて「よし!次もまた頑張ろう!」という意欲が高まるのです。
簡単でおすすめな「アイビー・リー・メソッド」
シンプルな「To Do リスト」として有名な「アイビー・リー・メソッド」は、アメリカで100年以上語り継がれてきた伝統あるスケジュール管理方法です。
やり方はとってもシンプル。5つのステップを毎日こなしていくだけです。
- STEP①|紙に「今日やること」を6つほどメモする
- STEP②|各項目を重要だと思う順番に数字を振り分ける
- STEP③|メモの順番に従って作業を進める
- STEP④|1つのタスクを完了する度に、斜線で消す
- STEP⑤|もし全部できなかったとしても、悔やむことなく忘れる
アイビー・リー・メソッドのメリット
①選択肢を減らせる
「アイビー・リー・メソッド」では、あえて6つに選択肢を狭めることで、集中力を大幅にアップさせることができます。
コロンビア大学の研究によると、『人間は選択肢が多いというだけで、決断のエネルギーを消費してしまう』ということが判明しています。
さらに、「一日に消費できる脳の決断エネルギー」にも限界があります。
スティーブ・ジョブズなど、著名な経営者が、毎日同じ服を着ているのは有名ですよね。
これは、「洋服選びにムダな決断エネルギーを使わないため」ということだったんですね。
「アイビー・リー・メソッド」のように、事前にタスクを書き出しておくことで、そのエネルギーを「タスクを達成する」ことに集中して費やすことができます。
②優先順位が決められている
「アイビー・リー・メソッド」では、事前に優先順位を定めておくことで、集中力が途切れることを防ぎます。
優先順位が決まっていないと、前述の通り「次はどのタスクに手を付けようか?」と迷ってしまい、集中力が途切れます。
雑念が入ると、脳内では自然と複数のタスクを同時進行させる「マルチタスク」に陥りがちとなってしまいます。
ミシガン大学の研究によると、『マルチタスクの人たちは、タスクを1つずつこなす人たちよりも40%も生産性が低い』ことが分かっています。
最初に優先順位を定めておくことで、迷うことなくタスクを捌けるので、集中力(生産性)を落とすことなく次々と仕事をこなすことが可能です。
③ひとつ終わるごとに達成感を味わえる
前述の通り、ひとつのタスクを終えるたびに豪快に斜線で消すことによって、やる気やモチベーションの脳内物質である「ドーパミン」が分泌されます。
例えばRPGゲームのように、タスクを「6つの敵」と捉えることができれば、ひとつ倒すごとに達成感を味わえそうですよね?
豪快に斜線を引くことで、「次の敵もすぐにやっつけるぞ!」といったモチベーションが湧き、楽しみながら仕事を効率的に終わらせることができます。
「アイビー・リー・メソッド」のコツ
とってもシンプルですぐに始めることができる「アイビー・リー・メソッド」ですがそのシンプルさ故にちょとしたコツもあります。
タイミング・人に合わせることが難しい
「アイビー・リー・メソッド」では、「〇時にこれをやる」「〇〇さんと一緒にやる」といったことではなく、「優先順」を決めて仕事を行う方法です。
そのため、タイミングを合わせたり、人に合わせたりすることが難しくなります。
対策として、「〇〇〇(〇時)」「〇〇〇(〇〇さんがいるとき)」など、 簡単にメモを追加しておくと良いでしょう。
脳の疲労と集中力を考慮する
午前中の時間帯は、脳がスッキリし、仕事がはかどる「脳のゴールデンタイム」 と言われています。
「アイビー・リー・メソッド」では、優先順が高い順番に仕事をこなしていくため、後半のタスクは時間の経過とともに「集中力が落ちた状態」で作業することとなります。
そのため、優先順だけでなく「集中力が必要な仕事」という点も考慮し、順番を決定すると良いでしょう。
詳細、解決策はこちら
気になったことはすぐに書く!
仕事を進めて行くと、連鎖的に「あ、あれもやらなきゃ!」と思いつくことがありますよね?
「アイビー・リー・メソッド」で最初に記入した6つの項目以外のタスクを思いついた際、そのまま放置しておくともやもやして作業が進みません。
ですので、余白部分や別の用紙に、思い立ったことや気になったことをすぐにメモします。
書き出しておけば「これでもう忘れない」という安心から、元々のタスクに再び集中することができます。
「アイビー・リー・メソッド」をやってみた
「アイビー・リー・メソッド」のような「To Do リスト」を作っていなかったときは、「次はどの仕事をしようかなー」「あれっ!あの書類、まだ出してなかった!」など、ムダな時間が多かったように思います。
「アイビー・リー・メソッド」はとってもシンプルで簡単。
朝一番に、箇条書きでタスクを書いて番号を振るだけ。
たったそれだけなのに、脳内が非常にスッキリし、次々とタスクを完了させていけるのを実感しています。
また、豪快に斜線で消すことでモチベーションが上がり、「よっしゃ!次の敵も倒すか!」と、仕事を楽しめるようになりました。
重要なタスクから片付けていくため、ひとつ終わるごとにどんどん負荷が軽くなっていき、軽快に仕事が進んでいきます!
まとめ
- 「To Do リスト」は仕事の設計図!
- 設計図を作ると仕事がはかどる!
- 「アイビー・リー・メソッド」は簡単で継続しやすい!
生産性UPのために、騙されたと思ってぜひ試してみてくださいね!
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
(参考図書)