引っ越しやライフスタイルの変化によって、「家具を新調しよう!」という方も多いのではないでしょうか?
筆者も数年前に結婚し、家具を新調しようとしていました。
しかし、気に入った「テレビボード」が見つからない!
…だったらDIYで作ってしまおう!
ということで、テレビボードの本格DIYにチャレンジしました!(ついでにローテーブルもつくりました!)
家具のDIYに興味がある方はぜひお読みください!
この記事を書いた人
- 高校、大学と建築を学ぶ
- 二級建築士、カラーコーディネーター
- 勤め先では新事業所の設計を担当
- 勤め先では5S活動(整理整頓)の業務を指導
- プライベートでは数々のDIY作品を制作
- モノづくりが大好きな30代のパパ
DIYをするときは、使い勝手と整理整頓のしやすさを考えて設計しています!
テレビボードDIYの手順とポイント
こんなテレビボードを作りました!おまけにローテーブルも↓
①部屋の寸法を確認
当時住んでいた部屋の幅は、2.4mほどでした。
左右に10㎝ほど余裕がほしかったので、横幅2.2mほどのテレビボードを作る計画をしました。
②希望条件を書き出す
- 家電(レコーダー・プリンター・カメラ・PCなど)をまとめたい
- 書類や貴重品をまとめたい
- 転居することになっても使えるようにしたい
③テレビボードの高さを検証
ソファーなどに座ってテレビを視聴する場合、画面中心よりも目の高さを高くすると目が疲れにくいとされています。
また、テレビボードなどの大きな家具は部屋に”圧迫感”を与えます。
圧迫感を無くすためには、できるだけテレビボードを低く設計する必要があります。
上記のポイントを抑え、天板の高さは40㎝以下にすることとしました。
④内側収納のレイアウト
今回のテレビボードでは、大まかに【家電類】と【書類】の2つに分解して設計することにしました。
【家電類】の収納
こちらにはプリンター・カメラ・ノートパソコン・レコーダーなどを収納します。
上下2段として、下記の家電を収納します。
- 上|ノートパソコン・レコーダー等の薄いもの
- 下|プリンター、カメラなどの大きなもの
それぞれの家電の寸法から、内側の高さは300㎜弱、横幅は1,200~1,300㎜前後あれば良いことがわかりました。
【書類】の収納
こちらは、A4ファイルが横並びに出来るかを確認しました。
- 高さ|【家電類】で想定している内側高さの300㎜弱で問題ない
- 横幅|全体の幅(2,200㎜)から【家電類】の1200~1,300㎜を引いた900㎜前後で問題ない
⑤外側のデザイン
引き出しにするか扉にするかなどを検討し、デザインを考えます。
何パターンか考えましたが、上図のようなデザインに決めました。
3つのパーツ(天板・書類収納・家電収納)で構成されています。
⑥設計図を書く
全体や各収納ごとに立面図・断面図を書き、寸法の確認をしていきます。
簡単なDIYであればスケッチ程度で終わらせてしまいますが、今回のDIYは複雑だったため、CAD図を何枚も書いてチェックしました。
⑦材料の取り回しを検討
今回は主に【タモ集成材】を使用します。
板取図を書いて「ムダなく取り回しができるか」を確認していきます。
⑧いざ!DIY!
パーツをつくる
パーツを切り出し、それぞれに下処理を行っていきます!
組み立てをする
ダボ埋めの様子です。
- 穴をあけてビスを打ったら…
- 似た木目のダボを埋め込みます!
- はみ出した部分を削れば、ほとんど見分けが付かなくなります!
引き出しは「スライドレール(3段)」を使用しています。
収納部分を全開まで引き出せるので便利です。
書類やプリンターなど、重いものも多いので耐荷重は余裕をみています。
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⑨オイルを塗る
オイルを塗布します。オイルは、
- 木目をより美しくみせる
- 耐久性・防汚性を発揮する
- ムラなく塗布しやすい
- 傷・汚れがついてもメンテナンスしやすい
といった特徴があります。
木材を活かしたかったのでニスや塗料ではなくオイル仕上げにしました!
⑩完成!・・・のはずが。
ついに完成です!
【天板】【書類】【家電類】の3パーツで構成されており、天板は乗せるだけです。
【家電類】には配線・排熱のため、3箇所に穴をあけてあります。
「これでやっと落ち着いて暮らせる!」と思っていましたが…
レコーダーのリモコンが効かない!
リモコンのことを考えていませんでした…
25㎜厚の木材は、リモコンの電波をしっかりとガードしてくれています(笑)
レコーダー部分に穴をあけてみた
リモコンが効くように、一部に穴をあけてアクリルを貼りました。
・・・
・・・ダサい。(笑)
これはあかん!
・・・やりなおし!
ついに完成!
やっと完成しました!
レコーダー部分を大胆にカットし、アクリルをはめ込みました!
スタイリッシュでカッコよく仕上がりました!
一見弱そうに見えますが、強度も検討済みです!
【おまけ】ローテーブルもつくりました
余った材料でローテーブルもつくりました!
同じ材料なので、テレビボードとの一体感がありますね!
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- 強度などに不安がある
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自分で設計するよりも、確実でクオリティの高いDIYを行うことができますよ!
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まとめ
今回は【テレビボード】のDIYの手順について解説しました。(おまけでローテーブルも)
DIYならではの「世界にひとつだけの家具」ができて大満足です!
私だけでなく、妻もヤスリ掛けをしたりオイルを塗ったりと楽しそうでした!
「自分たちでつくった」という思い出や愛着はDIYの魅力ですね!
あなたのDIYの参考にしていただけれ嬉しいです!
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技術提供
今回のDIYでは、”大工”の友人にも協力してもらいました。
友人は、伝統工法の修行も積んでいる木組みのプロ。
設計段階から、組み立て方法などを相談していました。
ここまで本格的な家具つくりをするつもりはなかったのですが、友人も「今後のために家具作りをしてみたい」とのことだったので、二人でクオリティの高いものを目指しました。
構想に数週間、制作と修正に一か月ほど(休日のみの作業のため)掛かりましたが、とっても充実した時間でした!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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